株式市場であるアメリカNasdaqが、ウォールストリートと仮想通貨業界から代表者を招き、シカゴで非公開の会議を開き、仮想通貨を合法化する方法について議論を重ねました。
ナスダックのアデナ・フリードマンCEOと言えば、規制に対して積極的な姿勢である事で知られていましたが、現在は規制について取引所と話を進めています。
フリードマン氏は、「インターネット経済を支える事になる」と、仮想通貨に対して肯定的な姿勢を見せています。
ナスダックのスポークスマンは会議自体は認めましたが、議題についてのコメントは拒否しましたが、事情通によれば仮想通貨の規制、その為に必要なツールやソリューション、監視等広く議論されたとの事です。
ナスダックは独自の取引所「DX.Exchange」を開設
フリードマン氏は2018年4月時点で、ナスダックが取引所事業に手を付ける事について触れて、「規制された市場を受け入れる必要がある」と語っています。
それを裏付ける様に、ナスダックは中央集権型の仮想通貨取引所「DX Exchange」の開設に向けた準備を進めていて、現時点で登録ユーザーは50万人を超え、更にウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所である「ジェミニ」との提携を発表しました。
仮想通貨コミュニティーの心配事は「仮想通貨 = 証券」による規制
現時点で仮想通貨で一番の関心事と言えば「仮想通貨が証券なのか?」という点です。
現状SECは仮想通貨の大部分を証券としてみなす動きをみせており、証券として分類する事を急ぐ事を心配しています。
フリードマン氏がナスダックで長期的な投資としてビットコイン先物取引を開始し、仮想通貨取引所を開設する方針を明らかにした事は、仮想通貨業界にとっては心強い動きです。
仮想通貨が証券として分類される事は、課税問題と並んで仮想通貨コミュニティでの大きな問題点です。
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