SECによるETF審査が熾烈を極めていて、(多分)仮想通貨の価格に直結すると予想されている事から気になる人も多いかと思いますが、先日知名度の高いウィンクルボス兄弟のビットコインETFが却下されました。
「ウィンクルボス兄弟ならば審査に通るのでは?」と思っていた人も多いかと思いますが、蓋を開けてみればあえなく撃沈、さらにビットコイン価格も若干落ち込みましたね。
注目はその直後で、SECのコミッショナーの一人であるヘスター・ピアース氏がツイッターで次の様に述べました。
ビットコイン市場はまだ成熟・規制されていないからBTCFXは認められないと言うが、わたしは成熟する前にこそ実施すべきだと思う。
Apparently, bitcoin is not ripe enough, respectable enough, or regulated enough to be worthy of our markets. I dissent: https://t.co/gH5zXaKtmj
— Hester Peirce (@HesterPeirce) 2018年7月26日
このツイートを見たRedditユーザーがピアース氏に「クリプト・ママ」というニックネームを付けました。
クリプト・ママのツイートの影響力は?
さて、このツイートで一躍名前が広がってしまったピアース氏ですが、今回のツイートでどれくらい影響力があるのか?
これが気になる人はきっと多いと思います。
まずそれを述べる前にSECにおけるコミッショナーという存在について解説します。
コミッショナーは5人で構成され、任期は5年。
任期毎に総入れ替えをするのではなく、毎年6月5日に一人交代する形を取っており、さらに選出されるコミッショナーは偏りを無くすために1政党から3人以上は選ばれません。
現在は一人欠員が出ている事から4人で監督しています。
つまり、特定の思想に偏らない様に配慮されて構成されているわけです。
この様に見るとピアース氏の発言はほとんど影響がないと見て良いでしょう。
個人的には影響力があってほしいと思うところですが、こればかりはコミッショナーがピアス氏一人でない事から仕方ない事だと思われます。
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