つい11日にブルードリームジャパンに行政処分を下されたばかりですが、「みなし業者」である鹿児島市の交換業者であるBMEXに2カ月の業務停止命令が下されました。
5日に立ち入り検査に着手し、その結果大口取引先の依頼で利用者から預かった資金を流用し、資金繰りの肩代わりをしていた事が発覚しまし、自社の財政基盤やリスクの分析等を行わず法令順守や適切な業務を行う経営態勢が整っていない事から行政処分を下す結果となりました。
今回のBMEXに対して業務停止命令と併せて業務改善命令を出し、経営の管理体制の再構築を求めています。
仮想通貨交換業者に対する処分は今回の件で11社目になります。
コインチェックによるNEM流出事件以降は交換業の登録が難しくなっているとの事ですが、現在は100社を超える企業が申請をしており、登録を待っている状況になっています。
これまでも何度か述べた通り、企業による交換業者の買収、ヤフーの様に資本参加という形が最も効率の良い参加方法になっています。
今回記事になっているBMEXは業務停止命令・業務改善命令となっていますが、その裏では三重県の来夢と那覇市のビットエクスプレスが24を以て交換業の廃止を決めています。
この二つの業者もみなし業者ですが、金融庁の締め付けが厳しすぎる事から既存の大手しか生き残れないような状況になってくる、というより既にそんな状況になっています。
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