ブロックチェーンとは、仮想通貨取引の記録の為に使われている技術で、取引情報が入ったブロック全てを鎖で結んでいく技術です。
鎖でつながれているので、データの修正には全て修正をする必要があり、実質改ざんが不可能という強固なセキュリティを持つ技術です、
エストニアの取り組み
エストニアと言えば寒いイメージが強いですが、その実IT大国でもあります。
Skypeを生み出した国、と言えばわかるかもしれませんね。
エストニアは元々1991年のソ連崩壊をきっかけに独立した国なのですが、IT技術を積極的に取り入れてデジタルに強い国になるべく取り組んでいます。
e-エストニアという行政サービスの電子化に加え2002年に導入されたIDカードが柱となっています。
IDカードは日本のマイナンバーをもっと便利にしたものだと思ってくれればとおもいます。というか日本の行政はもっと見習え。
そんなデジタル国家なエストニアですが、電子サービスの大部分はX-Roadというクラウドサービス上で提供されていますが、ブロックチェーンの台頭によって、低コストで強固なセキュリティを持つブロックチェーンを活用を目指しています。
ドバイの取り組み
ドバイはアラブ首長国連邦の一つで、世界で有数のセレブな国として知られています。
ドバイでは2020年までにすべての政府の公文書をブロックチェーンで管理する計画を発表しており、その計画の一環として国が管理するデジタル通貨「emCash」のhっ公を発表しました。
ドバイは既にe-Dirhamという支払方法が既に存在しており、政府が管理しています。
UAE市民はemCashでもe-Dirhamのどちらでも好きな方を支払い方法として選択可能となっています。
我らが日本の取り組みは?
日本の取り組みはブロックチェーンの技術を使い、民間が発行しているポイントカードをマイナンバーカードでの一括管理を検討しています。
同時に9月25日から公共施設の利用カードを1枚にまとめられる「マイキープラットフォーム」の運用を開始すると発表しています(何それ知らなかったw)。
日本はこの期に及んでもマイナンバーカードをどうにかしようとしていますが、そもそも使いにくいのでいい加減どうにかして欲しいと思っています。
色々つける前にまずはマイナンバーカード一つで全行政サービスをオンライン上で出来る事くらいはしてほしい所です。
ブロックチェーンの国家プロジェクトについてあれこれ
ブロックチェーン技術の強固なセキュリティが従来のオンラインサービスよりも便利で信頼性の於ける物、という認識が徐々に広まり、それに置き換えようとする動きが出てきています。
ブロックチェーンが改ざん不可能な仕組みという事を理解できるのであれば、国家レベルでの取り組みが更に広がる事はまず間違いはないと思います。
仮想通貨に使われるだけだったブロックチェーン技術がそれ以外に使われるという、ある意味では時代の節目の楽しい時期にいるのだと思います。
民間レベルでもIBMといった大手企業も参入し、イーサリアム企業連合がスマートコントラクトをビジネスに活かす取り組みをしている事もあって、今後は更にブロックチェーンという単語を聞く機会が増えるかもしれませんね。
コメントはまだありません