仮想通貨に元気がない日々が続いている中、4日にブロックチェーンの国際サミット「ビヨンド・ブロックス」が東京都内で開幕しました。
国内外の起業家・有識者が二日間にわたりブロックチェーン技術の応用等を議論するイベントなのですが、初日は仮想通貨技術を利用した資金調達であるICO(Initial Coin Offering)の可能性やアジアでのルール整備について話し合いが行われました。
ICOに関してはこれまで一般だった銀行融資や公的融資とは違い、短期間で多額の資金を調達できる事から起業家にとっては資金難の解消としては便利なシステムである一方、先日のCTRの件の様に詐欺的な案件も存在します。
言ってみれば投資家を保護する為のシステムがまだ不完全な形でしか動いていない為、投資家保護が完全とは言えない状況です。
ブロックチェーンの可能性は?
ビヨンド・ブロックスの議題でもあるブロックチェーンの可能性はどうでしょう?
現在、世界で約300兆円きぼの市場で、日本単体でも約67兆円の市場と試算されており、現段階ではブロックチェーンETFが4件とはいえまだ仮想通貨と1セットで見られる事の方が多いと思います。
しかし、各分野への応用力の高さから仮想通貨とは別の存在として認知されつつあります。
ブロックチェーンの問題点としては、セキュリティは強固である一方処理が遅いという点が挙げられており、この点をクリアする事が重要だと言えます。
日本のICOの現状は?
日本のICOはVCに比べてかなり規模が大きい物となっています。
VCによる資金調達は綿密な準備をして時間をかけても断られる事も多く、それに比べてICOは楽な資金調達の方法である事は間違いはありません。
VCでの資金調達は低額で収まる事が多い物の、ICOでは当然の様に億単位が集まるのだから手軽さと調達額の差からICOにシフトするのは当然といえば当然事かもしれません。
しかしその一方で怪しいプロジェクトも多く、注意が必要です。
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