Rippleは時価総額三位の仮想通貨であるXRPを制御しているスタートアップです。
国際送金の壁を打ち破るべく登場したRippleには、複数の銀行がRippleネットワークに参加し、世の中のお金の流れの迅速化・再編をする狙いがあります。
しかし、こういった目的と勢いに反して未だにジェムニとコインベースというアメリカの2大仮想通貨取引所への上場に至っていないという現状です。
そんな状況の中、昨年Rippleは両取引所に対して上場手数料を支払う事を提案していたことが発覚しました。
上場手数料を支払う事は問題あるのか?
Rippleはその人気・時価総額3位という立場ではありますが、意外な事にアメリカの2大取引所に上場していません。手数料を支払ってまで上場をしたいというのは、今後の飛躍にはジェミニとコインベースへの上場が欠かせないと判断したのでしょう。
ただ、これは問題にならないのでしょうか? 言ってしまえばお金を払うから上場させてくれ、という事にもなるのですが、この辺りはどうなのでしょう?
まず前提としてこれは問題は無いみたいで、Autonomous Research社の報告によると、コインベースの上場制度については
・通貨の上場に際しては基本的にコインベースへの報酬を払う必要はない
・上場後のより円滑な流通のために、100万ドル〜300万ドルの費用が必要な場合があるが、市場との調整次第なのでその金額の幅も確かではない
この様になっているとの事で、文面通りに捉えるのであれば上場手数料を支払う事自体は問題は無いように思われますが、必ずしも必要ではないという事ですね。
XRPと市場の関係はどうなる?
XRPは取引所への上場はかなわなかったものの、ここ数カ月の躍進には「アメリカの取引所に上場するかも?」という希望的観測が強かった面もあります。
アメリカの取引所は上場が難しい事で知られており、上場を果たす事はXRPの地位をより盤石にする事に繋がり、当然ホルダーもそれを期待していたと思われます。
なぜなら、XRPは金融市場テクノロジー企業を繋げる重要な役割を担っているからで、これは通貨として登場したものの投機として利用されているビットコインとは別の強みです。
今後もXRPの上場を巡る活動はあるかと思われますが、2017年末から1月にかけて「コインベースへの上場」に関して見通しが良い、という判断から14倍近く値を上げる事になりました。勿論コインベースから正式に否定された事ですぐに戻りましたが、それくらいXRPに期待している人もいるという事ですね。
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