アメリカの銀行最大手であるJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、ブロックチェーン技術を本物と高く評価した上で、自社ビジネスの様々な場面に利用していく方針である事を表明しています。

ジェイミー・ダイモンCEOの熱い手のひら返し？

ダイモン氏は2017年9月に「ビットコインは詐欺」と発言して、仮想通貨全体に対して「チューリップ・バブルより酷い」等、強烈な批判を展開していましたが、その裏で顧客の為にデリバティブ取引をしていた事で市場操作の疑いがかかり、イギリス企業に訴えられたという経緯があります。

その後、2018年1月に9日に技術を端的に否定した事を後悔していると述べた上で「ブロックチェーンは本物だ」と評価し、「有望」とし、デジタルの円やドルを誕生させる可能性についても肯定的に評しています。

世間では手のひら返しと言われていますが、一貫しているのは「ブロックチェーン技術には肯定的で、仮想通貨に対しては興味が無い」という姿勢です。

今回の報道では、法定通貨支払アプリを金融機関にとって「破壊的影響力を持つ」と述べて、ブロックチェーン技術を自社サービスに利用していく意向を示しています。

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