仮想通貨に利用されている基幹技術であるブロックチェーンは金融分野でも応用が始まっています。
その中で現在一番注目されているのは携帯電話用の送金アプリである「Money Tap(マネータップ)」です。
送金手数料が銀行より安く、営業時間内でないと出来ない送金手続きも、休日や夜間にも出来る事から、今後銀行振込のシステムはマネータップに取って代わられる事になりそうです。
マネータップはリップルのブロックチェーン技術を利用した「RCクラウド2.0」に接続する為のアプリで、参加銀行間であれば口座番号や携帯番号、QRコードでも送金可能なシステムです。
サービス開始後は個人間の少額取引
サービス開始当初はメガバンクや地方銀行等61の銀行で、更に61の銀行の中から住信SBIネット銀行,スルガ銀行,りそな銀行が先行して実施します。
みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行と言った最大手の銀行も参加している為、順次対応銀行は増えていく予定になっています。
サービス開始当初は個人間による少額の送金に限定していますが、将来的には法人の送金にも対応を予定しています。
個人ではなく銀行にもメリットがある
個人間であれば時間を問わず安い手数料で送金が出来るというメリットがありますが、銀行の場合はどうなのか?
銀行の送金システムは中央集権型であり、送金手続きをする際は必ず大型コンピューターを利用する事が不可欠となっています。
しかしブロックチェーン技術は分散型の処理を行う為、大型コンピューターが不要である事からコストダウンが可能という事ですね!
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