2017年から2018年にかけて様々なブロックチェーンプロジェクトが誕生しています。

2018年はブロックチェーン技術が盛り上がっているわけですが、アメリカでのブロックチェーン投資額が2017年の総計を上回っている事をKPMが公表しました
*KPMは世界四大会計事務所の一つです。

KPMはフィンテック業界や市場動向の分析を行いレポートを公表しました。

ブロックチェーンは実用段階？

レポートによれば、ブロックチェーン技術は実験段階から実用化に向けて動いていて、その中でも実績を積んでいる企業に対する「追加の資金調達」が活発に行われているとしています。

その例としてサークル社(1.1億ドル)とR3社(1.7億ドル)の投資額が挙がっており、この二社に対する投資額が去年の総額を超える事に大きく貢献した事と同時にアメリカのブロックチェーン投資が活発化している事を証明しています。

レポートではブロックチェーン市場の急激な盛り上がりについて、記録の保管からトランザクションの登録、情報の文書化管理、更にはサプライチェーンの管理まで可能にする圧倒的な汎用性の高さを指摘しています。

これまでは銀行をはじめとした金融機関への導入に注目されていましたが、ブロックチェーン技術は多くの企業にチャンスを与える大きな可能性が評価されています。

ブロックチェーンは今後大きく成長する

KPMGアメリカのSafwan Zahee氏は

ベンチャーキャピタルによる投資の流れが出来ている。これが意味する事は、この分野での大きな成長の可能性を意味する。

ブロックチェーン技術は銀行の業務を大きく変革させることが可能で、仮に今日銀行のシステムが変更されるようなことがあればそれはブロックチェーン技術に基づいた物になる

としています。